2014年9月26日金曜日

子はかすがい…でしょ


「みかんの上にすーっと伸びてるやつ、
あれ、徒長枝だねえ」
「とちょうえだ?って?」
字のごとく、「いたずらに」長い枝。
枝を張ることもなく、実も付けず、
ただ一人、まっすぐ上に伸びるだけ。
「栄養取られるし、陽が当たるからどんどん伸びるし、
日陰になるし、いいことないから早いとこ切って」
どき〜!!まるで人生訓。
言われて見ると、見分けがつく。
みかんの隣の柿もすごい。
切って切って切りまくる。
柿は根元から、手でもげる。
「さあ、どうぞ。お手間は取らせません」
とでも言わんばかりだ。
それにしてもうまいなあ、ネーミング。
ユーモアとか優しさを感じる。
でもきっとなにかの役に立ってはいるはず。
調べてみようっと。

「パセリ植えたいねえ」
うんうん、大好き。
調べるのは母、買いに行くのは父。
2日後、
「種、農協になくって。
いつもの苗屋さんにもなくって。
しかたないから…」
もしや…例の?
枝豆がマズかったホームセンター…。
「だから2種類買ってきた」
ん?「だから1種類にしておいた」じゃないの?
やはり事後報告だった。
「ええ?そんなにいらないのに、もったいない!いくらだったの?」
父、また余計なことをした。
「230円と185円!」
「まあ安いか…。そういう時は電話してって言ってるじゃない!
こっちからかけても出ないし!今日だって…」
ひとしきり、日頃の不満。
「不携帯電話だね」
少し母の肩をもつ。

パセリに種類があるのかな?
と思ったら、メーカーが違うだけみたい。
せっかくだから、パセリAとパセリBと書いて両方蒔いてみよう。
メーカーのせいかもしれないじゃん。
父の顔も立てておく。

両方の気持ち、分かるからねえ。