セントポーリアを育てて数年…最近、大きな花弁を付けるようになりました。
花弁にラメのような輝きがあるのが特徴で、その気品は目を引きます。
きっかけは、手入れもされずに長年あった鉢を引き取ったのが始まりでした。
たまたま同じ職場に植物の先生のような方がいて、
折に触れてアドバイスをくださって、咲かせることができたのです。
一番のポイントは陽の当て方です。
蛍光灯くらいの紫外線がちょうどいいので、陽の当て過ぎはいけません。
あとは風通しの良さも必要です。
水は一週間の一回程度。やり過ぎはいけません。
栄養も、やり過ぎず、少な過ぎず与えます。
段々と葉っぱが色濃くなってきます。
黒っぽい緑になったら花芽が付くのも近いです。
花芽が中央に出てきますので、陽が当たるように、邪魔な葉っぱは切り取ります。
花芽が付いたら栄養はやらず、水だけにします。
花が咲いている間も同じです。
葉っぱが茂ってきたら、古い、外回りの葉っぱから切り取ります。
土も栄養も、セントポーリア用のものを用いるのがよいです。
失敗もありますが、様子が分かってくると、意外と簡単に花を付けます。
ただし、その後、咲かし続けるのは難しいようです。
元気な葉っぱを切り取って、水に差しておくと、根が出てきます。
根が数センチ伸びたら、土に植え、新しい株を育てます。
先日、セントポーリアの「プロ」を自称する方がきて、
丹精込めた鉢を3つも持って行ってしまいました。
「手入れができていなくて、かわいそう」という理由です。
「素人には無理。任せなさい」と、半ば強引に、連れ去ったのです。
ところが、その「子」たちは、花を切られ、葉差しにされてしまいました。
満開の花を咲かせていた「子」たち…涙が出ました。
もう、二度と渡しません。
お花を育てるのに素人もなにもありません。
人間のエゴというものです。
元気に咲いていた姿を思い出すだけで、胸が痛みます。
かわいそうなことをしました。
私の手で、看取ってあげたかった。
育て方を教わることはあっても、決して預けてはいけません。