2013年5月7日火曜日

セントポーリアを自分で育てる

セントポーリアを育てて数年…最近、大きな花弁を付けるようになりました。
花弁にラメのような輝きがあるのが特徴で、その気品は目を引きます。

きっかけは、手入れもされずに長年あった鉢を引き取ったのが始まりでした。
たまたま同じ職場に植物の先生のような方がいて、
折に触れてアドバイスをくださって、咲かせることができたのです。

一番のポイントは陽の当て方です。
蛍光灯くらいの紫外線がちょうどいいので、陽の当て過ぎはいけません。
あとは風通しの良さも必要です。
水は一週間の一回程度。やり過ぎはいけません。
栄養も、やり過ぎず、少な過ぎず与えます。
段々と葉っぱが色濃くなってきます。
黒っぽい緑になったら花芽が付くのも近いです。

花芽が中央に出てきますので、陽が当たるように、邪魔な葉っぱは切り取ります。
花芽が付いたら栄養はやらず、水だけにします。
花が咲いている間も同じです。
葉っぱが茂ってきたら、古い、外回りの葉っぱから切り取ります。
土も栄養も、セントポーリア用のものを用いるのがよいです。

失敗もありますが、様子が分かってくると、意外と簡単に花を付けます。
ただし、その後、咲かし続けるのは難しいようです。
元気な葉っぱを切り取って、水に差しておくと、根が出てきます。
根が数センチ伸びたら、土に植え、新しい株を育てます。

先日、セントポーリアの「プロ」を自称する方がきて、
丹精込めた鉢を3つも持って行ってしまいました。
「手入れができていなくて、かわいそう」という理由です。
「素人には無理。任せなさい」と、半ば強引に、連れ去ったのです。

ところが、その「子」たちは、花を切られ、葉差しにされてしまいました。
満開の花を咲かせていた「子」たち…涙が出ました。
もう、二度と渡しません。
お花を育てるのに素人もなにもありません。
人間のエゴというものです。
元気に咲いていた姿を思い出すだけで、胸が痛みます。
かわいそうなことをしました。
私の手で、看取ってあげたかった。

育て方を教わることはあっても、決して預けてはいけません。