2013年2月4日月曜日

がんばれ 園田監督!!

写真がその人の真実を映し出していると感じることがある。
悠仁さまがお産まれになったときの写真がそうだった。
紀子さまの腕の中で微笑んだ表情に、
一瞬にして心を奪われた人も多いのではないだろうか。
伊勢神宮に参られた最近の写真にも、
人々の上に立つ品格のようなものがにじみ出ていると感じたのは、
私だけだろうか?

園田監督…いや、元監督と言わなくてはいけないけれど、
謝罪会見の苦渋に満ちた表情には、
真摯な反省心と、真剣な悲しみがたたえられている…と私は思った。
写真は、たった一枚で、文字にはできない真実を伝える力がある。
報道を目にしたときは、指導者としてふさわしくない人なのかと思った。
しかし、その写真を見て、違うかもしれない…と思った。

すると、彼をかばうかのような記事がいくつも目についた。
最初に注意を受けたときに、猛省し、
選手が声を上げる窓口を園田元監督自らが立ち上げたこと。
指導者としての研修会に日参するほど勤勉であること。
とがった言葉は、女子特有のもたれかかりを自立へと向けるため
だったのではないかということ。など。

アマチュアの監督というのは、柔道のみならず、
分が悪いと言われているとか。
そんな、損な仕事に情熱を傾けていたのは事実のようだ。

誰にでも過ちはある。
同時に、過ちにも一分の理があることも、
誰もが身に覚えのあることではないだろうか。

園田元監督につぶれてほしくない。
自分を全否定など、決してしてはいけない。
人の心の難しさを知ることで、世をはかなむのではなく、
困難なこの時代を正しく生き抜く力を蓄えて、
もう一度、真の「指導者」としてよみがえった姿を、
私たちの前に見せてほしい。