2014年9月24日水曜日

「自称農家」って感じ?


今年は枝豆が不作だった。
正確には二度目の分が。
一度目のはやわらかくて、色がよくて、香りがして、
最っ高級品だったんだけど…。

二度目は私が教わりながら蒔いた初めての「作品」。
黒い豆は「初めて」の品種。
白いいつものもたくさん。
「自己流」だと一つの穴に複数蒔くのだけど、
初心者の私は、マニュアルどおり、
一つの穴に一粒ずつ、と教わった。
鳥に芽を食われることもなく、まず安心。
伸びてくると、倒れ始めたので、支柱をした。
「枝豆に支柱なんかしたことない」と母。
確かにたいへん!
枝が細くて、しばってもよれよれしちゃう。
90度に曲がっているため、もう一カ所しばる。
無理にすると折れてしまうので、それなりにルーズにする。
手間のわりにはちっともシャンとしない。
ほんと、枝豆には支柱はするものではない。
ただ、それは数ヶ月たった今、思うこと。
「そんな丁寧にしてたらたいへんよ」
と言う母の言葉を尻目に、
まったく始めたばかりの私は、とにかくやった。

確かに、枝豆の支柱は見たことないなあ。
いつもはどうしてたの?
「自分たちで支え合ってたよ。
自己流のほうがいいこと、意外と多いよ」
そうだね。複数で出れば、支え合うかもしれない。
とにもかくにもたいへんな手間がかかった枝豆ちゃん。
それでも美味しければ、吹っ飛んだのだけど…。

「捨てよう」
母の辞書にはないはずの言葉が出たほど、
マズかった!
黒いのも、白いのも、おんなじようにマズかった!
なんで?
ゴシゴシしてて、渋いような苦みもある。
時期を変えて、何度か収穫したけれど、
ますますマズくなるばかり。
とうとう諦め、全部土の肥やし行き。

嘆く私に母のひと言。
「農業ってそんなものよ」
うち、いつ農家だった?
まあ、何十年も経験積めば、言ってもいい言葉かも。
それにしてもどんな種だったんだろ?
母も「さっぱり分からない」。
分かるのは、
美味しかったのは、!00円ショップ。
マズかったのは、買ったことないホームセンターの種。
ということくらい。
ま、今度はいつも買うところで…で落ち着いた。

さあ今日は、すだちをできるだけ採らないと!
黄色くなったら価値が下がるもんねえ。
こんなになってるなんて、
母に「なってる?」
と聞かれるまで、気づかなかった!
たまには上も見ないとね。