帰り道、家が見えるとお腹が空く。
なんとかの犬みたい。
昨夜は卵どんぶり!
うほー!やったあ!大好き!
親子どんぶりではない。タマネギと卵のみ。
甘めのしょうゆ味で、半熟の卵。
お腹にやさしい感じがまたいいんだあ。
ああ、三つ葉あったのに。
ひからびてるけど、りっぱな飾りにはなったのになあ。
失敗、失敗。次ね。
「パパのどんぶり、これね」
「これ?なに入れるんだ?」
「ご飯よ。卵も自分でかけていって」
「なんだよ、入れちゃったよ。チッ」
「だから卵どんぶりってさっきからずっと言ってるでしょう」
いつもの茶碗にいれちゃった…って、私もだ!
「やだあ、パパと同じことしてるよお。やんなっちゃ〜う」
「ははは…」
ひとしきり運び終わると、少し先にはしをつける。
「食べてるよお」
「どうぞ〜」
ああ美味しい!このひと口めがたまらない!
父は黙々。もぐもぐ。
「おいしい!」
「そお?よかった」
離れていても、会話は母とになる。
自分のはしとご飯を持って、やっと来る。
どんぶりの中、白いんだけど。
「あれ…」
卵、のせ忘れ。はい、Uターン。
「三人ともダメだね」
老々介護って、こんな感じ?
駅に着いたらまず、母に畑仕事の報告メール。
昨日も長くなったなあ。
鳥のネットを張ったこと、
ぶどうはどんどんいいとこだけ食べて捨てること、
ヤ○ダ電気の500円券で買うものは、私が考えていること、
(買うものない?ってメモが置いてあったから)
などなど。
昨日は珍しく返信あり。
「サラダ京菜と小松菜を蒔かなくちゃ」
夕飯を食べながら、蒔き方を教わる。
今回は、土を多めにかけておこうかな。
強い雨が降るからな。
こんなことを考えるのがまた、畑仕事の楽しさですねえ。