唐突ですが…眉の形には、ずーっと苦労しています…。
手入れをしなくても、形の良い人っていますよね。ほんと、うらやましい。
私の眉は典型的な八眉で、眉山というものがありません。
毛も多く、まぶたの上までたくさん生えています。
眉山を作るには、どうしても半分くらいは抜いてしまわなくてはなりません。
何もないところに眉を描くのは、これまた難しく、
生まれてこのかた、満足のいく眉が描けたことってあったかな?
上がり過ぎたり、濃過ぎたり、左右がちぐはぐだったりと、苦戦一方。
流行もあったりなんかするので、もう手に負えません。
いつだったか、気がついたら全部、毛がなくなっていたことがあり、
とんでもない場所に眉を描いており、
「麻呂みたい…」とひどく笑われたことがあったっけ…。
そんなこんなで眉に対する苦手意識は尋常ではありません。
先日、友人が、今どきの眉は、自毛を生かすのよ…と教えてくれました。
「あなた半分、眉ないよね」と、痛いところを突いてきた。
さあたいへん!!
とりあえず、せっせと抜いていた眉を、生やしてみることにした。
いつもなら、敵に抜くところだが、一週間ほど我慢した。
ところが以前と様子が違う。
まず、毛がまばらにしか生えてこない。
うん十年間、抜き続けると、毛根が駄目になるのかしら。
次に、なんだか変なカーブを描いて伸びている。
これも毛根が傷んだためかしら。
これが自分の本当の眉なのだからと、ラインでなぞってみた。
そうそう!!
小学校の自分の顔を思い出した!!
こんな顔して映ってる写真がいっぱいあるじゃない!!
いやあ、なつかしい。
これがほんとの私の顔!!
お久しぶりです…という感じだわ。
数日もすると、抵抗感もなくなり、今ではすっかり自分の眉に慣れてしまった。
なんだか情けない顔だけど、これが偽らざる自分なのだ。
これでいいのだ!!
かっこなんかつけなくていいのだ。
もう流行など気にしない。
お気楽、極楽!!