2014年9月13日土曜日

キャベツを初めて一から育てます


「シリーズはやめるのか?」
母と私の会話中、父が一言割り込んだ。
「シリ…え???」
国の名前?それともなにか聴き間違い?
「シリーズじゃないや、クックック…」
時々こうして自分で自分のことを笑う父。
「ああ、クルーズね」
予定していた船旅に、母が行けなくなるという話だったのて。
「野球の見過ぎ」症候群と思われます。

母が突然、次なるミッションを発表。
「キャベツの苗を植えなくちゃ」
「えっ、キャベツって苗だったの?種からだと思ってた!」
種からは、とてもたいへんなことらしい。
「キャベツはようく肥料をやっておかないと」
はい、かしこまりました!
「5つくらいだから、一列でいいかな。いや、二列」
とりあえず、テキトーに用意します。

今年の春、キャベツは鳥のごちそうとなって消えてゆきました。
これほど食べられたことは初めてです。
実はこれ、人災。
父の「まだ大丈夫」を信じた母がいけなかった。
やわらかい中心は、そのときすでに鳥の腹の中。
「にっくきカラスめ」と勝手に絵を描いていましたが、
ネットで調べると、ヒヨドリのようですね。
防ぐには、ネットしかないとのこと。
ようし、今回は、近くの農協で買っておこう。

あとは虫。
夜盗虫(よとうむし)と母は呼んでいます。
夜、出るのです。真っ黒な毛虫が。
夜な夜な割り箸を手に、闇へと消えていく父。
こういうことは、意外と毎日ちゃん、ちゃんとやるのです。

父との共同作業で、母の期待に応えよう!
今日はまず土作りをスタートします。
秋でもやることいっぱいあるんだなあ。