2013年3月5日火曜日

老後を考えるようになりました

老後のことなんて…考えたことはなかった。
少なくとも、数年前までは…。
仕事に没頭していた25年間は、目の前のことで精一杯だった。
身体をこわし、実家に帰り、親と話す機会が増えた。
そこで初めて、先のことを具体的に考えるようになったのだ。

親が保険業を長く勤めたことから、私は5つもの保険に入っている。
給料が減り、支払いが苦しくなり、解約したいと何度訴えても、
母親は頑として、やめさせてくれなかった。
お金というものは、あればあるだけ使ってしまうもの、
強制的に貯めるものしか残らない。
というのが母の持論なのだ。

今、その言葉の正しさが身にしみる。
お給料がどんどん下がっているのに、お金の使い方を気にしなかったため、
いつか、私の通帳には残高が無くなってしまったのだ。
貯金と呼べるのは、唯一、生保に払い続けたものだけなのだ。
退職金が出ない業種であることを知ったのも、つい最近。
本当に、世間を知らずにきてしまった。
折しも、年金の受け取り額を示した通知が届いた。
もし、生保から降りる年金がなかったら…。

一年前から家計簿なるものをつけ始めた。
そして、いかに、切り詰めた生活をしなくてはいけないかを初めて知った。
本当に、この歳になって…遅過ぎだよね。

もう一つ。
多くの人との縁を深めていくこと。
これも老後の人生設計の重要課題だと思う。
意外とお金より、大切なことかもしれない。